台湾 日々の暮らしから

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おいしそうなタオル♪雲林県続きです。

4月に入ってから、少々忙しく過ごしています。台湾は4月始まりではありませんが、新しいことをスタートするのに、カレンダーの3月と4月では、気持ちが違う気がしています(日本人的?)。今月に入っていくつか新しいことを始め、まだまだやりたいことが計画途中。
うーん、どこまで実現していけるかな。
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さて、昨日は、同郷のお友達一家が遊びにきてくれました。
沢山のフルーツとケーキをお土産に持ってきてくれて、子どもたちを遊ばせながら、大人はコーヒーを飲みながらおしゃべりに興じるという、とても平和な休日。

彼女と知り合ったのは飛行機の中と、以前ブログでちょっと書きましたが、それ以来、家族ぐるみのお付き合いをしています。こういうのって、“縁”っていうのだろうなぁとつくづく思うのですが、北海道で生まれ育って、のちに彼女はアメリカで、私は東京で過ごしてきて、今はこうして台中に暮らしている私たち。道産子同士、お菓子屋さんのことから高校のこと、北海道の季節それぞれの肌感覚のようなものまで、ちょっと話すだけで、あぁ、そうそう、と分かり合えてしまうのが面白くて。

人との出会いって、学校が同じとか職場が同じという継続的なものから、少しのズレで出会っていなかった・・なんていう偶然の産物もあります。自分のこれまでを振り返ってみると、偶然の出会いが、とてもいい出会いになったことが、少なくない気がしています。
偶然の出会いについては、頂いたことに感謝するしかないんですけど、でもその出会いがいいものになるか、そうならないか、というのを決めているのは、紛れもなく自分自身だということにも気づかされます。
縁は、本当に大切にしなくてはいけないですね。

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・・・・・・というわけで、出会いとか、縁とか、そんなことをまた考えてみたりしているのですが、1週間前の雲林のことを、忘れないうちにUpしておきます。

雲林に出かけた目的は、こちらに↓行くことでした。
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「毛巾廠」。タオルを製造する工場です。 

雲林の田舎にあるタオル工場に、なぜか車が次々と、そして観光バスまでがやってきます。

その秘密が、これなのです・・・。

ふふ、おいしそうでしょう~!?
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これ、全部タオルでできています。
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どれも手にとって食べたくなってしまうような?ものばかり。工場に併設されているこのお店では、かわいいタオル、実用的なタオル、ともに市価よりも大分安く売られています。

このタオル工場、約30年の歴史を持つそうです。観光工場としてオープンしたのは去年のこと。それ以来、台湾の各メディアでも取り上げられて、台湾各地から人が訪れるようになりました。

ここでは、DIY、自分たちでケーキタオルを作る体験もできます。
女性スタッフが、作り方を教えてくれて・・・・・・私たちもひとつ作ってみました。
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そのほか、タオルを実際に作っている現場を案内してくれたりもします。小学生ぐらいの子どもたちは、タオルが作られる工程に興味津々。
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ところでこの施設の中で目に入ったのが、この看板です↓
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何でも、台湾製、と書かれた中国産のタオルが出回っているんだそうです。発ガン性物質を含む中国の毒タオル。それに“台湾製”と標示がついているなんて、ひどい話です(怒)。
メラミン事件以来、台湾人の中国製品に対する拒否感は高まっていますから、自分たちは、原料にこだわった安全、安心なタオルを台湾で作り続けています、という、メッセージは、十分台湾人の心に届くものだと感じます。

ところでDIYを楽しむお客さんの様子をカメラにおさめたり、お客さんと話をしたり、お店に立ったり・・・・と忙しそうにしていたこの男性↓。お店のスタッフの人かなぁと思ったら、このタオル工場を観光工場につくりあげた、会社の2代目でした。
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1969年生まれの39歳。たまたまちょっと立ち話を。

5年前まではパソコン関係の仕事をしていたそうです。
実家のタオル工場が、日本円で約1億円もの借金を抱えて倒産寸前になってしまうという危機に直面し、会社を辞めて工場の再建にとりかかったとのこと。
最初は、タオルでウサギを作ることを考え、それから、ケーキやアイスクリームのタオルを作ることを思いつき・・・特許をとって製造を本格化したこと、昨年からは工場自体を観光スポットにしてみたこと、を話してくれました。ここのお店のタオルが市価よりも安いのは、わざわざ田舎までガソリン代をかけてきてくれるお客様に対する感謝の気持ち、だとも言っていました。

日本にも台湾にも、地域の特性をいかした優れた製品を生み出している地場産業が沢山ありますよね。でも現在の不況下や、中国の廉価な商品に押される形で、如何せん活気に乏しくなっているところが多いと思うのですが、この観光工場を見学して、また、一度は潰れかかっていたこの会社を、斬新な発想で建て直しに成功させつつある2代目の話を聞いて、人間、やればできないことってないんだなぁという、感じを強くもちました。安全、安心な商品に、かわいらしさや遊び(観光)を加えたこの試みは、うまく成功したように思います。
もちろん、1億円の借金はすぐに返せる金額ではないと思いますし、ここにいたるまでの苦労は大変なものだったろうと思いますが、アイデアと情熱で、道は拓かれていくのだということ、そして何より、前に進むには、こういう笑顔、明るさ、ってかなり重要なんだよなぁと思いました。暗かったら、それだけで、道は閉ざされる気がしますから。

というわけで、家にタオルは売るほどあるんですが、娘と、これもかわいいね、あれもかわいいね~、といいながら、気がつくとケーキやアイスクリームのタオルを沢山レジに持っていってしまいました;;
このおいしいアイデアに、やられました。

興隆毛巾観光工廠
雲林県虎尾鎮埒内里84-1号
http://www.sltowel.com.tw
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by naotw15 | 2009-04-13 14:35 | -雲林県
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8年目の台湾暮らしの中から、あれこれ気ままに綴っているブログです


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