台湾 日々の暮らしから

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台湾人女性の子育て② 週末だけの母親

「週末だけの母親」・・・
日本人だったら、この言葉を聞いてもピンとこないと思いますが、台湾では、平日、赤ちゃんを両親もしくは義理の親に預けて(預けっぱなしにして)、週末だけ引き取りに行く、という「週末だけの母親」に遭遇します。

先日書いた大学勤めの友人は、産休で給与が全額支給される期間があけるとすぐに教壇に復帰、乳飲み子は平日市外の両親の家に預け、週末だけ家に連れて帰るということを、子どもが幼稚園の幼幼班に入園するまで続けていました。

もう一人、先日2番目の赤ちゃんを産んだばかりの友人も、やはり自分の仕事の関係で、第1子を生後6ヶ月にもならない段階で、平日は(24時間)新竹市にいるひいおばあちゃん(70代)とおばさんに子どもの面倒をみてもらっていたそうです。(自分の両親は中国でビジネス滞在、夫の両親はともに仕事で面倒をみれないので)。

親が同じ市内に住んでいる場合は、日中親に預けて、夕方迎えに行くというケースも多いですが、親が近くにいない場合は、5日間預かってもらう、というパターンを選んでいる人が少なくないことに気がつき、驚きました。夜も子どものことを考えなくていいので、夫婦2人で食事に出かけたりと、出産前と後で生活スタイルも変わりません。

同じ建物に住んでいる台湾の女性は、出産してから、赤ちゃんと一緒にいる姿は殆ど見かけませんでした。どうしたかなと思って会った時に聞いてみると、赤ちゃんは、何と高雄にいる親のところに預けて、すでに仕事に復帰したということでした。高雄だと、毎週行くのはきっと難しいはず・・・・。時々戻って子どもに会う、ということのようでしたが、その彼女、現在、また妊娠中なのです。今度の子どもも、親に預けるのでしょうか。。。
そんなことをしたら、親は孫育ての過労から倒れてしまうのでは??

実際、台湾のおばあちゃんは本当に大変です。人生のうちに、2度も子育てをしなくてはいけないのですから。台北で子どもをつれて公園に行くと、必ずいるのが、赤ちゃん連れのおばあちゃん(時におじいちゃん)、またはフィリピンメイドさんでした。

暑い中、ベビーカーを押すおじいちゃんやおばあちゃんに出くわすと、大変ですね・・と思わず声をかけたくなってしまいます。30代の私だって子育てに必要なのは一にも二にも体力だと感じていましたから、60歳を過ぎ子育てしているおばあちゃんたちは、日々疲労がたまっているに違いないと思うのです。夜中に起きて赤ちゃんにミルクを上げたり、オムツを取り替えたり、沐浴や洗濯だって、全ておばあちゃんの仕事になるわけで。。

「弟のお嫁さんが子どもが生む前に、早くもう一人生んで、親にみてもらわなくちゃ」といっているのを聞いたこともあります。さすがに、ここまでくると、親を何だと思っているの~・・の世界だったのですが;;

台湾では、働く女性は出産前後8週の休暇が義務付けられています。たいていの場合は、出産ぎりぎりまで働いて、出産後に8週近いお休みをとる、ということだと思います。給与はその間全額支給されますが、それが過ぎれば、できるだけ早く仕事に復帰する、というのが多くの台湾人女性のパターンに思われます。

もちろん、出産後、自分の手で育てている女性たちもいるわけですが、そういったケースは、

1.金銭的な余裕があるなど、母親が働かなくてもいい場合(メイドさんを雇っていることもある)
2.両方ともの親が遠方に住んでいたり、すでに他の孫の面倒を見ているので援助を頼めない場合
3.やはり子どもが小さいときは自分の手で育てたいという“信念”があるばあい・・・・

など。

・・・海外旅行に、赤ちゃんを預けて出かけることなどは、24時間子どもとともにあった私にとっては、随分大胆なことだと驚いてしまったわけですが、彼女たちにとっては、何のことはない、日常の延長線上にすぎないもの、なのです。

日本と台湾とでは、女性の母親業、というものに対する考え方や、周囲のその期待、というものがかなり違うことに気づき、驚きます。
まだまだ驚きや考えさせられることはありますが、長くなりそうなので、今日はこの辺で001.gif
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by naotw15 | 2009-05-04 11:55 | 台湾の社会と人々
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8年目の台湾暮らしの中から、あれこれ気ままに綴っているブログです


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