台湾 日々の暮らしから

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台湾で言論の自由は守られていくか

東京新聞台北支局の栗田秀之支局長が、
4月28日に <台北 強い遺志引き継いで> という題のコラムを書かれています。
以下冒頭部分を少し抜粋します。

国民党独裁下で台湾の独立と民主化を訴え、当局による身柄拘束を潔しとせずに焼身自殺した言論人、鄭南榕氏。功績を顕彰する鄭南榕基金会は台北市内の閑静な住宅街に事務所がある・・・・続きはこちら→

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ちょうど私は、前駐日台湾大使夫人の盧千恵氏の本“私の中のよき日本”を読み返していたところで、その120Pに、この鄭南榕氏のことを“ある言論人の壮絶な死”という章で書かれています。
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-1987年7月には、1949年から40年近く続いた戒厳令がようやく解除され、1988年には蒋経国が死んで、台湾人の李登輝さんが総統になると、民主化にはずみがつきました。けれどもこのあと、大変痛ましい事件が起きました。・・・・「台湾共和国憲法草案」を掲載した『自由時代』(鄭南榕氏編集の雑誌)は爆発的に売れましたが、鄭南榕さんは翌年1月に検察庁から叛乱罪で告発されました。警察は出頭を命じましたが、彼は、“死んでもいかない、なぜ私が逮捕されなければならないのか。台湾には言論の自由があるはずだ”といって、雑誌社に立てこもりました。・・・・・・警察は鄭南榕さんを逮捕しようとしましたが、鄭さんは“生きた自分を捕まえることはできない”と言い、ガソリン入りの容器を用意して出版の仕事を続けました。・・・・・4月7日、強行突破で侵入しようとして逮捕しようとした警察の目の前で、鄭南榕さんは焼身自殺をしました。・・・・壮絶で痛ましい最期でしたが、台湾で言論の自由が得られたのは、この事件が大きかったのです。―

1980年代後半と言えば、私は高校生の青春真っ只中の頃ですが、その時代に、台湾にはまだ言論の自由がなかったのです。
“その後、李登輝さんは在任中に政治犯の減刑や釈放を行い、1992年5月には刑法百条(内乱罪)を改正して、以後、言論の自由が確保され、ブラックリストも事実上、解除されたのです(p124)”。

台湾人の李登輝氏、民進党の8年間の執政を経て、台湾の自由と民主化は徐々に深化していったのだと思います。ただ残念に思うのは、2008年の政権交代後、進んできた民主化の時計の針が少しずつ逆戻りしているような気がする、と言う台湾人が少なくないことです。実際、国境なき記者団が毎年発表している“世界報道自由度ランキング”によると、台湾は2007年32位、2008年36位から、2009年にはいっきに59位までランクを下げています。(2009年日本は17位、中国は168位)。

台湾の日常の賑やかさ、台湾人の明るさ、バイタリティは表面的には何も変わっていないわけですが、政治の面でのここ2年ほどの動きは、中国への傾斜が進み、危うい状況に陥っていると感じます。台湾人、人それぞれ、主義主張はあるわけですが、基本的な人権や、言論の自由というものは、台湾がこの数十年間様々な犠牲の上に手にした尊いものです。決して失うことのないように・・・・との願いを持たずにはいられません。

その他の台北発コラム、下のWebからもいくつか読むことができます。
<世界の街から>http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/worldtown/index.html
他にも、世界各国発の記事が読めて興味深いです。
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by naotw15 | 2010-04-30 16:43 | 台湾のニュース

新社 キノコの町

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台中県の新社というところはお花やフルーツの栽培で有名ですが、台湾でもっともキノコが採れる町でもあります。
日曜日、台北から台中まで遊びに来ていた友人が、前日に新社に行ってキノコ狩りをしてきたといって、キノコをおすそ分けいただきました。自分でとったんだそうです。
新社は台中市のお隣なので、今まで何度も行ったことがあるのですが、いつもキノコのレストランや乾燥シイタケが山積みになっているお店を通りすぎただけで、キノコを目的に行ったことはありませんでした。乾燥シイタケなんかは、市場で買うと、中国製かどうか疑わしいものもあるので、この新社にいけば、間違いなく台湾製です。キノコづくしのお料理なんかも、いつか機会があったら味わってみたいと思います。
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by naotw15 | 2010-04-27 20:27 | -台中市

天気の冴えない週末は・・

今日も冴えないお天気の台中。どこにも行く気分ではなかったので、今日は娘とおうちで遊ぶ日にしようと決め、午後は同じ建物に住んでいる娘のクラスメートとそのお姉ちゃんに遊びに来てもらうことにしました。

f0161318_01846.gifいやいや、女の子3人って、何て賑やかなんでしょう!3姉妹、って憧れてしまいますが、こんな感じなのかなぁ。
面白かったのが、私と娘が日本語で話していると、“何の言葉話しているの?”と興味深そうにきかれたこと。“日本語だよ”と教えてあげて、“おばさん日本人なんだけど(それまで知らなかったみたい)、今まで日本人見たことある?”なんて聞いてみたら、“うん、テレビの番組で見たよ!”という答え(笑)。
続いて“ねぇ、おばさん北海道っていうところで生まれたんだけど、北海道って聞いたことある?”と聞いてみたら、“うん、あるよ!”“北海道牛乳キャラメル!”って003.gif
うーん、確かに、スーパーには、“北海道○○”っていうお菓子、沢山売っているものねぇ。(でもそれは殆どMadeinTaiwan製品だったりしますが)。
小さな子どもにとっては、北海道と聞けば、自然でも温泉でもラベンダーでもなく、美味しいお菓子、なのかもしれませんね。

f0161318_0214797.gif今日は娘と午前中にクッキーの生地をつくって冷蔵庫に寝かせておいたので、それを出して、子どもたち3人で型抜きしてクッキー作りをしました。クマさんやウサギさん、お花にお星様に桜、、と、型を抜くのは粘土遊びみたいなもの。3人とも喜んで、生地のバターで手をべたべたに、ついでに机の上もべたべたに(笑)しながら、並べて焼き上がったクッキーたちがこれ。色が違うのは、生地を丸めて、のばしてを自分たちで何どもやっていて、厚さがばらばらだったから(笑)。焦げ気味のものを先にとって食べ、他のものをもう一度焼き色をつけて、、、と何だか作業順序なんぞあったものではありませんでしたが、子どもたちにとっては自分たちで作った出来立てのクッキーを食べるという、楽しく美味しい時間になったようです。クッキーに混ぜれるようなナッツもチョコレートもココアもなかったので、お好みで、白ゴマをトッピング。

天気がいまいちというのも、家で何をして遊ぼうか、と落ち着いて考えられるから、またいいものですね。
さて、明日の天気はどうなるかなぁ。
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by naotw15 | 2010-04-24 23:47 | 日々のつれづれ

日本統治時代創立・台湾私立高校の74周年式典に参加して

f0161318_23595364.gif昨日は半そでで暑いぐらいの天候だった台中ですが、今日は朝から雨が降り、肌寒く一気に季節が逆戻りしてしまったようでした。日本も天候が変ですが、台湾もちょっとおかしいですね。

今日は、台中市内の私立高校の創立74周年記念式典にご招待頂いて、夫と参加をしてきました。74周年からわかるように、日本統治時代の昭和11年(1936年)に台湾人の資金によって創立された高校で、初代校長先生は日本人という、大変歴史のある学校です。

生徒数は中学部、全日、夜間と合わせて7000人というマンモス校。学校の施設には国家音楽ホール並みの音響設備を備えた芸術ホールや、50Mの大きなプールなど、高校のものと思えない立派な施設がありました。式典では、最初に舞踏部の学生たちによる踊りが披露されたのですが、それがまた高校生とは思えない素晴らしさ、、!聞いてみると、高校の全国舞踏大会で1位をとったのだそうです。式の途中に演奏してくれたブラスバンド部もとても迫力がありました。式では、勤続40年、30年、20年の先生の表彰があり、先生が壇上にあがると、“老師、我愛にぃ~”という女子学生たちの黄色い声が響き、先生も手を振ってそれに応えて、、という、とても明るい雰囲気の中、式典は学校関係者、先生たち、生徒たちの活気と熱気に包まれながら進行されました。

f0161318_025546.gifこの会には、この高校と学術交流をしている日本の徳島文理大学の理事長が来られていました。それで、門にはこの日本の国旗が掲げられていたわけです。この徳島文理大学は、1895年に創立された、こちらも大変歴史のある大学なのですが、理事長のご挨拶で、“わが校と貴校との交流を通じ、台湾と日本の若者の交流がいっそう発展していくことを願っています”とおっしゃっていたのが心に残りました。

日本とは、徳島のほかに、15の大学や専門学校と学術提携を結んでいるようです。そのほかにも、アメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリア、韓国など、多くの学術機関とも交流を深めているとのことでした。高校性の頃から海外に接し、見聞を広められる機会をもてるということは、学生にとっては幸せなことですよね。

舞踏といい、ブラスバンドといい、海外交流の話といい・・・・若いっていうのは、何でも可能性があるということで、その可能性を広げるために、力を尽くしている先生たちや学校の関係者の熱心さに、大変感銘を受けた一日でした。
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by naotw15 | 2010-04-24 01:08 | 台湾の社会と人々

八方新気の牛くん

我が家にやってきた牛くんです。(画像が思いっきりぼけてしまっていますが)
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これは友人が、家に飾ってね!といって、プレゼントしてくれたものなのですが、白磁器の貯金箱になっています。手の届かない高い場所に飾ったので、お金は入れずに飾っています^-^。

<続きを読む>
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by naotw15 | 2010-04-21 09:43 | 日々のつれづれ

苗栗にて陶芸体験

1週間前のことになってしまいました。先週末出かけた苗栗の“春田窯”の話を続けてUPします。
そこでは先生がついて、子どもたちに陶芸を教えてくれるという体験コーナーがありました。
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粘土遊びは子どもの大好きな遊びの一つですが、ろくろの上に置いて回しながら形を作って、陶芸作品を作る・・なんていうのは娘にとっては今回が初めてでした。先生が、まず見本を見せてくれて、その後は子どもたちのそばについて、手をとりながら、教えてくれました。
作るのは、お茶碗、花瓶、何でもいいですよ、といわれ、しばし私と娘で考えたあと、プランターを作ることに。丁度その前の週にお花の鉢植えを買ったばかりだったので、それを入れるプランターをどこかに買いに行こうと思っていたところだったので、ちょうどよかった!とほぼ私の希望で決定(笑)。でも、出来あがって送ってくれるまでは2-3週間ぐらいかかるということ~。さて、どんな風に仕上がってくるでしょうか、楽しみです。
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f0161318_7533492.gif作品に自分たちで名前も彫りました。娘のお友達は、漢字で名前を書いていました。台湾の幼稚園児は、年中、年長さんともなると、自分の名前を漢字で書いている子が結構います。うちの娘には、練習させたこともないのですが^-^;

それにしても、創作、というのは、子どもにとって、とても楽しいことですよね。大人にとっても、きっとそういうものなんだろうと思います。私は陶芸未体験なので、今度は自分が陶芸の楽しさ、というのものを体験したいな、と思いました。

そう、旭川には、嵐山という場所に陶芸の里と言ういいところがあります↓陶芸は次回帰省した際に、旭川でTRYできればと思います!・http://www2.odn.ne.jp/sousou/Arashiyama/Arashiyama%202nd.html
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by naotw15 | 2010-04-19 00:30 | -苗栗県

ケニー・Gによる台湾民謡

台湾音楽ネタばかり続いていますが、台湾で3月にコンサートを開いた(らしい)KENNY.Gの演奏する“望春風”を見つけたのでリンクします。サックスで聴く台湾民謡なんて、これまた新鮮でした♪



*次回は陶芸のことなど。。
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by naotw15 | 2010-04-18 23:54 | 台湾の社会と人々

台湾四季 Four Seasons of Formosa というCD

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この“台湾四季”というCDは、オーケストラ演奏による台湾民謡が収録されています(全12曲)。
歌はありませんので、クラシック音楽を聴くような感じで、台湾音楽の旋律の美しさを堪能できます。

このCDは夫が大学時代に買ったものなのですが、こちらに来てから、私も家や車の中でよく聴いてきた一枚で、子どもが生まれてからは、子どもも一緒に聴いてきて、娘にもすっかりお気に入りのCDとなりました。
聴いているとなぜか心が落ち着きます。音楽とともに、台湾の情景が浮かんでくるからだろうと思うのですが。。。

このCDが今もまだ販売されているかわかりませんが、オーケストラ演奏の台湾の民謡というのは、きっと他にも販売されているのだろうなと思います。台湾の美しさが音楽の中に凝縮されていて、新たな台湾発見にもなります。台湾が好きな方には、ぜひお薦めしたいCDです。
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by naotw15 | 2010-04-16 00:21 | 台湾の社会と人々

望春風 1933年コロンビアレコード盤を聴く

下の、一青窈さんがCMで歌った “望春風”、1933年、日本統治時代に発売されたレコード盤で聴けます!
純純というのは、歌っている歌手の名前です。

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by naotw15 | 2010-04-15 01:28 | 台湾の社会と人々

4分咲きの油桐花と一青窈さんのCM

土曜日に苗栗まで遊びに行ってきました。
台中に住んでいる道産子友Sちゃんが、苗栗に陶芸とお食事ができる場所があって、面白かったよ~、と言って名刺をくれたので、それを頼りに、友人家族とレッツゴー。

苗栗は台中とも近いので、割と気軽に遊びに出かけられる場所です。客家料理も食べられるし、いろいろな観光スポットがあって、とても楽しい県です。

ついたのは、こちら、春田窯(↓)。
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お食事の前に、庭で子どもたちを遊ばせました。
油桐花の木。
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まだ4分咲きとのこと。
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満開になれば、山全体が白い色になり、道は白いジュータンが敷き詰められたようになります。

2004年だと思いますが、一青窈 さんが台湾キリンビールのCMに出演しました。
このCMの最初に映し出された満開の白い花が、油桐花です。

このCMでは、台湾民謡の‘望春風’を歌っています(台湾語)。美しいメロディーです。
良かったら聞いてみてください↓

一青窈 - 台湾麒麟麦酒 KIRIN一番搾 「青春一番搾」篇


これは、当時台湾キリンビール総経理だった大学の先輩が関与して製作したものだったので、余計に記憶に残っているCMで・・・youtubeで探してみたら、ありました!
私もそのころはまだ台北にいて、子どもも生まれていなかったので、月に一度先輩たちから台湾での仕事のお話や駐台暮らしのあれこれを聞かせてもらう機会がありました。だいたい皆さん、ゴルフをなさっていて、ゴルフ話も多かったのですが^-^*

印象的だったのが、知り合った駐台ビジネスマンの皆さんは、概ね、台湾が好きになって帰国されていたことです。台湾と、日本の親密さは、ビジネスを通じ、そこで接触しあう人と人を通じて、常に深く保たれていることに気づかされました。異国に住んだら、早く日本に帰りたい!と思うケースも多々あると思うのですが、台湾に住んだら、台湾が好きになってしまって、できればまだここにいたい、、、と思う場合があるようで、そんな声を聞くことが多かったです。

話が脱線したので、陶芸は次回UPします。
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by naotw15 | 2010-04-13 12:43 | -苗栗県
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8年目の台湾暮らしの中から、あれこれ気ままに綴っているブログです


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